Cyber-shot(サイバーショット)DSC-RX100M6

「DSC-RX100M6」の気になる2つのポイント。プロカメラマンが解説!

海外で発表済みだった「DSC-RX100M6」が6月22日に国内発売されました。



仕様

センサータイプ 1.0型(13.2mm x 8.8mm) Exmor RS CMOSセンサー
総画素数 約2100万画素
レンズタイプ ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ(レンズ構成:12群15枚)
F値(開放) F2.8(ワイド端時) -4.5(テレ端時)
焦点距離 f=9.0-72mm(35mm換算 f=24-200mm)
モニター 3.0型(4:3)/921,600ドット/エクストラファイン液晶/TFT LCD
ビューファインダー 0.39型 電子式ビューファインダー(OLED) 2,359,296ドット
手ブレ補正機能 光学式
フォーカスエリア 315点(位相差検出方式)/25点(コントラスト検出方式)
ISO感度 ISO125-12800
連写 Hi: 最高約24コマ/秒、Mid: 最高約10コマ/秒、Low: 最高約3.0コマ/秒
外形寸法(幅×高さ×奥行) 101.6×58.1×42.8 mm
質量 約301g(バッテリーNP-BX1、メモリーカードを含む)/ 約274g(本体のみ)


気になる2つのポイント

高速なAFスピードと連写機能

0.03秒でピントが合い、最高24コマ/秒で232枚まで連続撮影が可能です。

センサーの約65%をカバーする315ポイントの像面位相差AFポイントと25ポイントのコントラスト検出AFポイントを併用する「ファストハイブリッドAF」

さらに被写体に対して高密度にAF枠を集中配置させることで、複雑な動きをする動体も正確に捕捉し続ける「高密度AF追従テクノロジー」

この2つの技術によってこのスペックを実現しています。

実際にまだ撮っていないのでわかりませんがスペックを見る限り、すごすぎる性能です。


ただ、このすごすぎる性能を使いきれない可能性があります。

このカメラの特性上、仕方ない部分ではありますが少し気になるところです。

それは電子シャッターの宿命でもある「ローリングシャッター現象」

簡単に説明するとCMOSセンサーのスキャンスピードより被写体の動きが上回る場合に発生してしまう被写体の歪みです。

これだけの連写機能があるとスピードのある被写体を撮影したくなりますよね。

でも「ローリングシャッター現象」で被写体が歪んでしまうということは絶対に避けたいところです。


もちろんDSC-RX100M6は「ローリングシャッター現象」対策が取られています。

それはソニーのカメラに採用されている「アンチディストーションシャッター」というものですが完全に防げるわけではありません。

そのため、高速な被写体を撮影する際には被写体を歪ませないように必ずテスト撮影してください。


実はもう一つ、引っかかるところがあって、それはEVFの問題です。

構造上、EVFというのは表示遅れというものが発生します。

改善されているとはいえ、完全になくなってはいません。

高速で動いている被写体などではシャッターを切るタイミングがずれる可能性があります。

その為、タイムラグがあるということを常に意識していなければなりませんね。

DSC-RX100M6ではこの2点とも、かなり改善されているということなので実機で確かめてみたいと思っています。


24-200mmの高倍率ズーム

スペック的には本当にすごいです。

このレンズ域があれば、たいていのものは撮影できますね。

開放値がF2.8-4.5ですので実用的に200mmまで使用することができます。

でもコンデジで200mmって何に使うのかなっと考えてみました。


参考までに他のサイトを見てみると、どこのサイトも運動会に使えるとか書いてありますね。

これは正直どうかなーと思います。

200mmのレンズ感を持っていれば、こんな話になりません。

望遠というとすぐに運動会とかという話になりますが、そんなことはないので鵜呑みにしないでくださいね。


実際、幼稚園や小学校って撮影場所が決められていますよね。

その場所からグランドにいる子供まで届くような焦点距離ではないんですよ。

そういうと、「全画素超解像ズーム」があるから最大2倍の400mmになるから届く距離になる。

と言う人がいると思うんですよね。


焦点距離的には届きますが、「全画素超解像ズーム」にはデメリットがあるんですよね。

そのデメリットはオートフォーカスが中央固定になってしまうことです。

マニュアルフォーカスも使用できるということですが運動会という想定では無理ゲーです。

フォーカスロックをかければいいと思うかもしれませんが400mmで動いている被写体にロックをかけるのも無理ゲーですね。


どちらにしても、400mmクラスになると被写界深度が浅いのでピントを合わせるのはとても難しくなります。

その状況で「全画素超解像ズーム」を使ってピントを合わせるのは至難の技だということです。

カメラのことを紹介するサイトなら200mmや400mmという数字だけで話を書いてはダメですよね。

読んだ人が間違えないようにリスクもしっかり書いて欲しいです。


このことについては、ぼくも実機で試しているわけで無く、フォトグラファーとしての経験で書いています。

もしかしたらソニーはその問題をクリアしている可能性もあるわけなので実機を触る機会があれば試してみます。

最終的に、この200mmの使用方法ですが、ぼくは風景かポートレートで使ってみたいなと思います。


まとめ

先ほども書きましたが実機で試してみないとわからない部分がたくさんあります。

発売日に手に入るかは分かりませんが実機を入手次第、テストしてみますよ。

ソニーがどのような判断で24-200mmのレンズにした理由も撮影すればわかるはずです。

面白そうなカメラであることは間違い無いので発売日が楽しみです。