パナソニック フルサイズミラーレスカメラ S1R

「LUMIX S1R/S1」パナソニック初のフルサイズミラーレスカメラはどうなんだろう?プロカメラマンが考えてみた。

パナソニックからフルサイズミラーレスカメラが3月23日に発売されます。

最近、ニコン・キヤノンなどからフルサイズミラーレスカメラが次々と登場しています。

そんな今、熱いフルサイズミラーレスカメラ市場に挑戦するパナソニックのカメラはどうなんでしょうか?

現状でわかるスペックで「LUMIX S1R/S1」の立ち位置を考えていきます。


「LUMIX S1R/S1」はどんなカメラ

パナソニック初のフルサイズミラーレスカメラ。

同時に2機種、発売されます。

その2機種がどう違うかというと、基本的に撮像素子だけです。

「ルミックスS1R」は4,730万画素、「ルミックスS1」は2,430万画素の撮像素子を搭載しています。

外観のデザインは同じなので、型番以外は見分ける方法はありません。


ミラーレスカメラというと小型・軽量というイメージがありますが「ルミックスS1R/S1」は全く正反対の大型・重量路線です。

パナソニックによるとプロカメラマンが満足できる高画質カメラ。

それを実現するためには大きくて重いカメラになるのが当たり前だという考え方です。


使用用途としては高画素の「ルミックスS1R」はデータ量が必要になることが多い広告写真や高精細なデータが必要な風景写真向け。

「ルミックスS1」は大型・重量級のボディを活かす、タフな撮影向け。

ただ、そこまで使い分ける理由はないので、予算に余裕があれば高画素の「ルミックスS1R」を選べばいいと思います。


「ルミックスS1R/S1」の特徴

最高6.0段の手ぶれ補正

手ぶれ補正はボディーとレンズの両方を用います。

ボディー側はセンサーをシフト、レンズは一般的な手ぶれ補正機能が搭載されています。

両方をリンクさせることで最高6.0段という驚異的な手ぶれ補正を実現。


例えば、1/60秒でブレない状況があるとしたら「ルミックスS1R/S1」は1/2秒までブレないということです。

経験的にマジでという感じですが、理論上はそういうことになります。

今の例えは極端かもしれませんが、高画素のカメラはブレやすいので手ぶれ補正は強いメリットではないでしょうか。


大型・重量級ボディー

プロカメラマン向けというくらいなので、タフなボディーになっています。

もちろん防塵・防滴仕様で強固なマグネシウム合金ボディー。

最近、プロ機と呼ばれるポジションのカメラが無くなってきていて、カメラ選びに迷うことがあります。

プロカメラマンの現場では壊れないということは絶対条件ですので、パナソニックの方針はすごく共感できます。


ライカLマウント

直径51.6mmのライカLマウントです。

かなり大型サイズのマウント。

ライカSL用、シグマレンズが使用できます。

Mマウントアダプターを使用すればライカのMレンズもOKです。

そんな素晴らしいレンズたちと高解像度のセンサーとの組み合わせで、どんな写真が撮れるのか楽しみです。


高精細な電子ビューファインダー

フルサイズミラーレスカメラで気になるのが電子ビューファインダー。

ファインダーの出来が悪いと撮影に直結するので深刻な事態です。


「ルミックスS1R/S1」の電子ビューファインダーは高性能なスペックとなっています。

ファインダー倍率は約0.78倍、約576万ドットと高精細。

さらに表示タイムラグは0.005秒、フレームレート120fpsです。

実機で見ていないので断言できませんが、スペック的には光学ファインダーに匹敵するはずです。


「ルミックスS1R」と「ルミックスS1」のスペック比較

製品名 S1R S1
有効画素数 4,730万画素 2,420万画素
有効センサーサイズ 36.0mm×24.0mm 35.6mm×23.8mm


大きな違いはこれだけです。

あと違うのは撮像素子が影響する動画のスペックとAF系が少し違うだけです。

ものすごく好感度が高いですね。


通常だと低価格の機種は、いろいろな部分でスペックダウンされます。

つまり、高価格の機種との差別化ですよね。

でも、そういうのって購入する人を混乱させるだけで意味がないと思ってます。

だからパナソニックの考え方は素晴らしい。


海外写真家が感じた「ルミックスS1R/S1」

Annie Griffiths(アニー・グリフィス)

Annie GriffithsはNational Geographic初の女性写真家のひとり。約150国での撮影キャリアを持つ。今までLawrence of Arabia(アラビアのローレンス)、Galilee(ガリラヤ)、Petra(ペトラ)、Sydney(シドニー)、New Zealand(ニュージーランド)、 そしてJerusalem(エルサレム)など、National Geographicを含め、数多くの雑誌や書籍の仕事で活躍してきた。


Daniel Berehulak(ダニエル・ベレヒューラック)

Daniel Berehulakは、オーストラリア人の独立系フォトジャーナリスト。メキシコシティを拠点とするThe New York Timesの定期寄稿者。戦争、天災、社会的不公正の影響を受けた人々の生活など、現実問題への理解を訴え続ける。2つのピューリッツァー賞、6つのWorld Press Photo賞、3つのVisa d’Or賞を受賞。Eddie Adams Workshopの教師および様々な大学やアメリカ自然史博物館のスピーカーを務める。イラク戦争、アフガン戦争、サダムフセインの裁判、西アフリカでのエボラ大発生、ネパールでの2015年の地震、メキシコの政府免責、そして最近ではフィリピンでの“麻薬戦争”など、歴史的な出来事を撮影。


まとめ

久しぶりに登場した本格的なデジタルカメラだと思います。

ライトユーザーには敬遠されるスペックですが、カメラの基本性能が高いということは、どういうことなのかを感じたい人にはオススメです。

便利だということが称賛される世の中ですが、ゆずれないものがある時は不便でも貫けばいいと教えてくれるカメラですね。