GITZO(ジッツオ) G532 サイドアーム

GITZO(ジッツオ) G532 サイドアームをプロカメラマンが使ってみた!

皆さんは三脚を使った俯瞰撮影するときはどうしていますか?

僕はスタジオで撮影するときはCambo(カンボ)のモノスタンド、ロケ撮影のときは三脚にサイドアームをつけてます。

サイドアームって、とても便利なので今日は紹介します。


サイドアームって何?

横に伸びるアームなのでサイドアームです。

通常、三脚に雲台を取り付けて使用しますよね。

その、雲台の代わりに取り付けます。

ベースにあるネジの取り付け部を三脚に固定。

ポールの先端のネジを使って雲台をセットします。


名古屋の写真家、naovic( ナオビッチ )が紹介するGITZO G532 サイドアーム

名古屋の写真家、naovic( ナオビッチ )が紹介するGITZO G532 サイドアーム


サイドアームを使った撮影

ロケ先のホテルで行った商品撮影です。

完全な俯瞰撮影で高価な商品だった為、カメラが落ちないこと、三脚が倒れないようにすることが最重要。

サイドアームを使わない場合は三脚を傾けて、ウェイトを一番伸ばしたの脚につけて固定します。

プロの現場では良くやるのですが、かなり危険。


実際、倒して高価なデジタルカメラと商品を壊して、大変な目にあったカメラマンを知っています。

でもサイドアームがあれば、三脚を水平にできるので危険度は一気に下がります。

その上、商品から三脚を離すことができるので、細かいライティングが可能です。

この時は金色や黒色で写り込む商品ばかりでライティングにはかなり苦労しましたがサイドアームのおかげで何とかクリアーしました。


名古屋の写真家、naovic( ナオビッチ )が紹介するGITZO G532 サイドアーム


サイドアームのメリットを整理

水準を高精度にとることができる

俯瞰撮影で最も難度が高いのは、被写体を正しく正面から捉えるということです。

少しでも、ずれると被写体が変形してしまうので、とても繊細な作業になります。

サイドアームを使用することにより、水準の微調整が可能になります。

その為、正面にカメラをおくことができます。


ピントを正確に合わせることができる

俯瞰で立体的な被写体の場合、被写界深度の関係でピントを合わせる位置はシビアになってきます。

AFでは正確に合わないシチュエーションです。

カメラが安定していることでマニュアルフォーカスで自分の狙った位置にピントを合わせることができます。


安定して同じアングルで撮影することができる

商品撮影の場合、同じアングルで何カットも撮影しなければならないことがあります。

三脚の足の長さを変えて無理やり俯瞰にしたり、手持ち撮影ではカメラが動いてしまい、同じアングルは不可能です。

そのような状況でも確実に同じアングルで撮影できるということは、カメラマンにとって大きなメリットです。


ライティングの邪魔にならない

サイドアームによってカメラを三脚から離す事ができます。

そうすると被写体から三脚を離す事ができるのでディフューズやレフなどを置くスペースができます。

被写体に三脚が写り込んだり、影をひくリスクを減ります。

つまり、スペースがあることでライティングの自由度が上がるということです。


でもダメなところもあります

三脚との取り付け部が緩みやすく、ガタつきが出てしまう

かなり強く締めこんでもガタつきは解消されません。

カメラを押すと取り付け部が緩んでしまいます。

対処法として考えているのは三脚とサイドアームが接する面にゴムを貼る。

このことにより緩みとガタつきを解消しようと考えています。


スライド調整がやりにくい

G532はラピッド式機構です。

これはネジを緩めることでアームをフリーにしてスライドさせるという仕組みです。

先端に重量のあるカメラをつけるので、ネジを緩めてもアームが回転してしまうだけでスライドをさせることが難しいです。

これについての良い対処法は全く思いつきません。

カメラと雲台をしっかり持ってスライドさせるしかなさそうです。


まとめ

不具合もありますがそれ以上にメリットが多いです。

応用すすることにより、様々な種類の写真を撮ることができたり、撮影の手間を省くことができました。

商品の俯瞰撮影以外にもアイデア次第で違う表現が簡単にできそうです。

絶対に良い写真が撮れるはずなので楽しみです。