荒木経惟(アラーキー)

「アラーキーと女とエロ」の裏にあるもの

Art 荒木経惟(アラーキー)

最近、アラーキーの写真モデルをしていた女性がある記事を公開しました。

記事のタイトルは「その知識、本当に正しいですか?」というものでアラーキーとの関係や言動、ギャラ、心境などが赤裸々に綴られています。

今後、どのような展開になるかは不明ですがアラーキーの作品の評価も変わってしまうのでしょうか?

そして、あの写真の裏側には苦しむ女性たちがいたのでしょうか?


同じフォトグラファーとしてもアラーキーの写真が好きだった一人のファンとしてもとても微妙で複雑な心境です。

ただ、彼の写真への気持ちや評価は変わりません。

その時の気持ちをそのまま自分自身、再確認するためにも以前、アラーキーがアサヒカメラに特集された時に書いた僕のブログを再掲載します。


写狂老人A日記(荒木 経惟)

今月のアサヒカメラの表紙を見た時に喜びで思わず声が漏れてしまいました。

なんということでしょう。

ボリュームも満点でいっぱい写真も載っているしインタビューまである。


今すぐに読みたいけど周りに女の子がいるのでセクハラ間違いなし。

でも表紙が空でよかった。

とりあえず見た目は問題ない。

そして周りを警戒しながら満員電車のおじさんのように少しだけ開いて読み始めました。

やっぱりアラーキーは最高だった。

アラーキー 荒木経惟


最初のページからいきなりエロ!

熟しきった被写体の女性の体からは人生の凄みすら感じてしまう。

ブラックデビルのような唇。

そして顔は木の葉っぱで隠れている。
何で??

アラーキーは女の人生は顔に出て、顔が一番エロいって言っていたような気がする。

その顔が隠されている。

ということはある意味、AVのモザイクと同じだということだよね。

勝手に解釈して満足する自分がいました。

アラーキー 荒木経惟

アラーキーテイストの写真

アラーキーワールドに浸りながら見ていると見開きで普通の交差点の写真が現れました。

本当にナンテコトノナイ風景。

だけど心に届くものがありました。


とても伝わるその瞬間の空気感。

シャッターを切った時の気持ち。

尊敬するアラーキーの凄さを改めて感じました。

本当に日常のはかなさが伝わってくる写真です。

アラーキー 荒木経惟

カラーで全裸写真のコンタクトシート

ドカーンと見開きに18カット=18人。

ひとり、ひとり、見ていくと見事に普通の人ばかり。

さすがアラーキー。

ポリシーにブレがない。


「キレイなおねいちゃんは篠山紀信が撮ればいい」と言ってた。

その言葉に全く嘘がない。

生々しくエロい。

つまり生エロい。


そして18人が全て違い、それぞれの人生が表現されている。

シチュエーションもライティングも手が込んでいない。

なのにこんなに伝わってくる。

やはり写真はシンプルな中に表現されていくものが見るものの心にダイレクトに伝わると再認識しました。

アラーキー 荒木経惟

アラーキーのお言葉

「狙いはね、よーしなんでも撮ってやろう。どんなときもステキだ!」

すごい。

本当にすごい!

「傑作だけ選んで展示する時代じゃない!」

おっしゃる通りです。


「老いていかないと写真は良くならないね。老いていくってことは生きていくってことなんだよ。」

年をとると感性が鈍くなるから写真がダメになるとか言っている人達に教えてあげたい。


アラーキー 荒木経惟

「やっぱり
写真は人生だよね!!」